2023年9月初秋の亀ヶ谷切通しから浄光明寺へ
残暑のなか、逞しく咲き競う色とりどりのサルスベリを鑑賞しながら長寿寺を曲がって涼しい風の通る切通しへ。
浄光明寺で菩提樹ほか珍しい樹木の実を楽しみ、鎌倉十井の扇の井と泉の井に立ち寄ったあと、美しいガーデンカフェのある古我邸で解散しました。
浄光明寺の門は昔は英勝寺にあったもの。ピンクのサルスベリがよく映える。
白いフヨウの花。アオイ科の常としてほぼ一日で閉じて落下する。寿命が短いので自家受粉でも子孫を残す。
花盛りの仙人草。京都大原の里では多くの古民家の生垣が、この真っ白なベールで覆われていた。
スッキリとした形の花はノカンゾウ。雄しべと花弁が一体化して複雑な形をしているのはヤブカンゾウ。
浄光明寺の庭園。奥に昇ると冷泉家の墓があり、相模湾が望める。
境内奥には貴重なムクロジの大木が。どこかライチーに似た果実を鈴なりにつけていた。
果実にはサポニンが含まれ、古来石鹸がわりに使われていた。黒く硬いタネは羽根つきの羽根に。
これも貴重なケンポ梨の果実。黒い部分は中が緑色で、かじると梨の味がするので果実酒に使われる。
民家の庭の奥に見えるのは扇の井。屋根覆いの下に扇形の井戸があるらしい。まだ現役で使われているという。
石垣の隙間からはい出したトカゲ。青いのは若い個体だ。
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