2023年3月桜、椿、梅を愛でながら滑川から宝戒寺へ
暖かい陽射しの中、名残りの梅や、色も形もとりどりの椿を追って大功寺、妙本寺から滑川沿いに北条屋敷跡に建てられた宝戒寺へ。シダレ紅梅やムクロジの実を観察し、最後に珍しい「梵天椿」の葉を発見しました。
スタートは段蔓の手前。3本の玉縄桜が満開です。早咲きのソメイヨシノを一つの品種に仕立てた園芸種で、染井吉野よりわずかに色が濃いのが特長。画面を超拡大して「お花見」を楽しんでください。
花びらはやわらかく内向きで、おしべの筒は小さく可愛らしくまとめた園芸種「羽衣」。大功寺など3か所で見られました。
妙本寺へ登る参道の上の方に黄金色は、近づいてみたらサンシュユの花でした。別名「春小金花」。まだ緑の]少ない早春の山で目立つ黄色い花で昆虫を誘います。
比企一族の墓地の傍らに、霊を慰めるように咲いていたシキミ。葉をもむとほのかに甘いお香の香りが漂い、京都では仏花としてお寺で売られています。
ちらほらと開き始めたの早咲きの桜。がく筒のふくらみを見ると細身の彼岸桜系か?
妙本寺名木のハナカイドウ。花期はひと月先ながら、早くも一輪だけが開花!
裏の池の向こう岸に咲いていた諸葛菜。救荒植物の歴史を持っているので、ゆでれば食べられる。
直径13cmほどの大輪。雄しべも大きい。大型の椿は肥後系が多いと言われています。
梅が落ち始める頃満開となる豊後梅。梅と杏の交配種で花も実も大きい。白梅に比べるとガクが真っ赤なので、遠目には淡いピンク色に見えて可愛い。
東勝寺橋から見た滑川の流れ。時々下に降りて橋をスケッチしている人を見かけます。拡大すると岩盤に散っているヤブ椿の花が見えますよ。
宝戒寺裏の橋から見た東勝寺橋の美しいアーチ。以前は枝が少なく全景が見えていました。
宝戒寺の水盤に浮かぶ椿。このほかに」数十種類咲いていました。
宝戒寺名木のムクロジの実。皮をちぎって手の平に水をつけてもむと石鹸のような泡が出て、サポニンの殺菌作用で本当に手がきれいになります。
ちょっとピンぼけですが、これが金魚葉椿の中の珍品「梵天葉」。左上に見える普通の金魚葉よりくびれが細く、胴と尾びれが完全に離れています。
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