2023年1月 タチバナ実り侘助咲く光則寺へ
長谷駅から裏道を通り浜大根の葉が茂る由比ヶ浜へ。サーファーや台車に載った漁船を眺めがらビーチコーミング。ユリカモメやカワウが舞う坂ノ下へ移動し漁師の家が集まる集落を探訪。狭い路地にテレビドラマのロケ地になった古民家カフェなど数軒の飲食店が点在していました。御霊神社では紅梅が数本、早咲きの桜が1本開花。長谷寺門前で台湾椿を鑑賞してゴールの光則寺に到着。ソシンロウバイや小ぶりの椿、日蓮宗のシンボル、ニッポンタチバナ咲く庭から裏山に登り、真っ赤な吉祥草のタネを探索して終了となりました。4日間のうち2日間は鷹(ノスリ)が見られました!
本堂右側には鈴なりの「右近のタチバナ」が。光則寺の場合、左近は桜でなく、名木のハナカイドウが植えられています。
沿岸には満開のアロエの花。今日の鎌倉は地中海日和。
サーファーを取り囲むのはユリカモメの群れ。可憐な名前と姿に似ず、カラス並みに悪食でやかましい。
参加者の方が拾った桜貝。昔はもっと大きな貝が採れ、軒先で売られてもいました。
御霊神社わきに開花していた白梅。白い花弁と赤いがくの野梅系。花期は紅梅より遅く、香りは紅梅よりも強い。
御霊神社裏で発見した見慣れない野鳥。外来種かと思ったら、渡り鳥のカラアカモズかも?眼の周りが黒く見えないのは若い子だから?
こちらは鷹のノスリ。トビより動きが早く色が白い。2羽出た日もありました。青空の日に獲物を狙って飛んできます。
長谷寺門前に植えられていた台湾椿。日本の椿より花びらが薄いので野鳥がとまれず、送受粉は昆虫に依存しています。
朱塗りが鮮やかな光則寺山門。入山料を入れる箱にはニッポンタチバナを描いた日蓮宗の寺紋が。
侘助と並んで咲いていたのは、猪口咲きの利休の仲間。日本人好みの小ぶりで清楚な姿でお出迎えです。
もうかなり開いていたソシンロウバイ。枯れた葉は花芽を寒風から守るためか、なかなか落ちない。
お馴染みの千両。色は似ていても万両とは全く別種。
頭上にぶら下がっていたのはクマシデの果実。一枚に一個タネがついていて風が吹くとモミジのタネのように回転しながら飛んでいく。
光則寺になぜかアメリカ東部原産のユリノキ。果実は回転しながら風に乗って一枚ずつ飛んでいく。
コバルト色の冬の宝石、ジャノヒゲのタネ。埋もれていても草をかき分けて食べにくる野鳥がいる。
満開のニホンスイセン。香りはよくても蜜は出しいなようで昆虫もほとんど来ない。なので地下で分球して増える。
日蓮の弟子が幽閉されていた土牢。周辺は崩落防止のためコンクリートで固められている。
土牢のそばの細い葉の草むらをかき分けると、吉祥草の紅色のタネ。千両より濃い赤が印象的。
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