2022年7月イワタバコ満開の浄智寺を歩く
今年イワタバコが大変「豊作」で、有名な東慶寺に劣らず、あちこちの崖一面に咲いていてたっぷり鑑賞できました。
鎌倉のイワタバコは、実はほとんどが「ケイワタバコ」で葉裏に毛があり、葉身が曲がっている。
円覚寺、白鷺池に咲くヤブカンゾウ。春先に葉を天ぷらにして食べるとほんのり甘みが漂う。
明月院門前のネムノキ。夜に葉を閉じて「眠る」。皇太后が昔「ねむの木の子守歌」を作詞して有名になった。[歌は吉永小百合さん)
浄智寺駐車場にそびえる白雲木。丸くて大きな葉の重なりがモクモクと湧き上がる雲を思わせるので、この名がついた。これは入道雲か。
白雲木の実を拾って、爪でつぶして水で示して手をこすり合わせると、白い泡が出る。サポニンが含まれているので
殺菌され、手がきれいになる。
浄智寺境内に数株開いていたウバユリ。大きく開くユリはアゲハ蝶を誘が、これはおちょぼ口にして蜂だけを誘う。
解説をしていたら、ちょうどマルハナバチが飛んできて、奥にある蜜を求めてもぐりこんでいった。
ケイワタバコ咲く崖の奥に向かって掘られた横井戸。水は地下からではなく岩肌から少しずつ浸み出してくる。それを集めて流し、用水とした。笛田地区の里山にもある。
境内に咲いていたクチナシの花。シンプルな平咲きだ。花も実も六角形をしていて、碁盤や将棋盤の脚のモチーフになっている。
浄智寺の奥にある「寶の庭」を訪問。昔陶芸家のスタジオがあった場所にカフェや陶芸教室などが点在している。
古民家を改修したカフェと雑貨屋。
円覚寺外側の馬道入口の民家のカサブランカ。日本の山百合が原種だが、原種より花弁の色が少ない。
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