2018年3月色鮮やかな寒緋桜満開の杉本寺へ
開講して10年以上になるこの講座で初めて杉本寺(杉本観音)を訪れました。
十一面観音の幟の下の落ち椿を眺めながら、紅梅白梅残る境内へ。茅葺の山門をくぐり、
苔むした鎌倉石の階段わきから登ると本堂前にはお目当ての寒緋桜が高度満開!さらに裏山へ登る途中で雪を頂いた富士山が遠望できました。そしてフキノトウ咲く滑川沿いを歩いて報国寺へ。
豊後梅や桃の花咲く裏道を辿って岐かれ道で終了。会食はオーガニックパスタのお店でした。
前日の風雨で落ちた椿の花。京都の庭園ではしばらく掃除せず、落ち椿と呼んで愛でる。
中国南部原産の寒緋桜。早咲きで鮮やかすぎる色が特徴。濃い色の園芸種の片親となる。
青空に映える寒緋桜。背後の山には城があり、合戦もあったという。
城跡の山上にはいま民家が二軒ある。入口付近には春の山野草が咲き始めていた。
そのひとつが編笠百合(バイモ)。下向きに咲く可憐なユリ科の花。葉先が丸まるのが可愛い。
椿の花に顔を突っ込んで蜜をなめたヒヨドリ。蜜は奥にあるので顔に黄色い花粉がついてしまう。
報国時で見たシキミの花。葉は仏事に使われ、もむとお香の香りが漂う。ただし毒あり!
あちこちの庭に咲いていた豊後梅。梅と杏の交配種で遅咲き。がくが深紅で愛らしい。
オーガニックパスタの前菜。それぞれうんちくがある一品で美味。